2024年6月22日、23日に九州作業療法学会2024を大分県大分市で開催いたします。今回の学会テーマは 「挑戦〜作業療法士はイノベーションを起こせるか〜」 です。現在の日本、特に九州は人口減少、少子高齢化の流れは年々厳しくなっております。政府も少子化対策や共生社会に向けた政策を打ち出して課題への対応をしています。その中で作業療法士がどのように貢献できるか、そこに 「挑戦」する意思を持つことが重要だと思います。「挑戦」とは様々なことに挑むことですが、ただ闇雲に挑むことではなく様々な現象に対して評価をして計画を立て実行して検証する。このプロセスは必要です。その中で結果のでない取り組みは変更する必要があります。そこに新たな取り組みを考え生み出し取り入れることで良い結果に繋がります。つまり「イノベーション」が必要です。

では、我々作業療法士は「イノベーション」を起こせるでしょうか、その答えは本学会の中で見つけることができると考えています。そのように参加者の皆様が実感・体感できる企画を用意しています。多くの作業療法士の皆様にご参加いただき、様々な事に挑戦する機運とイノベーションを感じていただければ幸いです。

また、今回の学会は5年ぶりの対面開催を目指しております。コロナ禍の期間は様々な制約の中、作業療法士の皆様は自己研鑽を積んでこられたと思います。この制約の中でも我々はオンライン等の技術で現地に赴かなくとも学べるツールを手にしました。このことは今後のグローバル化や学びの多様性を考えれば得るものも多くあったと思います。しかし、人と人が直に会って学び議論することの必要性も改めて感じたのでないでしょうか。開催地である大分県は別府温泉や由布院温泉をはじめとする多くの温泉を有しています。源泉数、湧出量ともに日本一であり 「日本一のおんせん県おおいた」をキャッチフレーズ にして観光に力を入れており、海、山と魅力的な自然や観光施設も多くあります。また食も豊富で、からあげ、とり天、関アジ、関サバ、豊後牛、だんご汁など多岐に及んでおります。九州はもとより全国から多くの作業療法士の方々にご参加いただき、直接対面でのコミュニケーションを図る場として本学会をご利用ください。

久しぶりの仲間や懐かしい方との対面の場、そして次世代に向けた 「挑戦」の機運を高 める場、そのことを具現化する「イノベーション」の起点となる場として本学会をご利用 ください。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。